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2003年1月1日

新年のご挨拶

花巻商工会議所 会頭 宮澤啓祐

明けましておめでとうございます。
昨年は、方向感を失った構造改革、低迷する景気の暗いムードのなか、サッカーのW杯が日本と韓国で共同開催され、日本が決勝トーナメント進出という快挙を達成し、日本中が沸き立ちました。また、11月には二人の日本人がノーベル賞受賞という輝かしいニュースもあり、田中耕一さんが明るい話題になりました。
 しかし、国内経済は行き先の見えない不況で、企業の倒産、失業率が高まり、新規学卒者が就職出来ず、将来に展望の開けない状況が続きました。
従来から日本商工会議所が主張している通り、構造改革よりも先にあらゆる政策を駆使してデフレからの脱却、不況の克服に努めるべきであります。
このままでは、健全な企業までが破綻するという事態になりかねない危機的状況にあります。
 当地においても長引く不況の影響は深刻です。その中で、当花巻商工会議所の主要メンバーが中心となり、一昨年の㈱中央水産花巻に続き、昨春の㈱雪印食品の破綻についても、旧幹部社員達の自主再建を図りたいという、熱意に応えて㈱銀河フーズの創立を支援、150人の雇用を守り明るい話題となりました。
 この厳しい経済情勢の中でも、花巻市では、念願の花巻大曲線花巻・沢内間(銀河なめとこライン)が暫定開通しましたし、岩手県の主要事業と位置づけられる五大プロジェクト事業が進捗し、流通業務団地の分譲開始、国道4号バイパスの北部分の開通、釜石自動車道東和・花巻間の開通など高速交通基盤の整備が着々と進んでいることは誠に慶賀にたえません。
 一方当商工会議所としては、統合する県立病院の建設場所選定についての活動、統合する花巻農業高等学校校名問題などで、地域特定課題委員会を設立して、積極的な意見活動を進めました。そのなかで宮澤賢治ゆかりの花巻農業高等学校の存続と現在の校名の存続が決まる迄に当会議所は大きな役割を果たしました。
 しかし、統合する県立病院建設場所については課題を残す結果となりました。
花巻空港の路線については、新潟便、沖縄便が廃止され、福岡便についても廃止が危惧される中、当所空港関係委員会では、募金を募り、福岡RKB毎日放送のピーチーズを招聘し、福岡地方に映像を通して花巻市と近隣地域の紹介・宣伝を行い福岡便の存続、沖縄便の復活に大きな成果を上げましたし、既存路線の増便、新規路線の開設にも明るい目処が見えてきそうです。
 市街地活性化事業の一つとして鍛冶町振興会が取り組んだ、「賢治産湯の井戸」の開放は、1カ月と短い期間にも拘わらず、全国各地から1,500人も来られ好評をいただきました。出版物の紙の使用量は、宮沢賢治作品が、夏目漱石を抜いて日本一になったとのこと、井戸も、国民の宮沢賢治に対する認識の高さを示すものと思います。そのほか、花巻まつりをこよなく愛された高橋圭三さんがご逝去され、市と会議所が主体となって開いた「圭三さんを偲び感謝する会」には、亡き圭三さんを偲ぶ方々であふれました。花巻を広め新花巻駅を作った圭三さんの数々の功績にお礼申し上げます。
今年も、低迷を極める経済情勢の中でいろいろと多くの課題を抱えて新春を迎えましたが、私ども商工会議所は従来から会員企業の意思を反映し意見・要望活動をなお一層強化し、日商山口会頭の提唱する「健康な日本」の創造実現に邁進したいと存じます。
更なるご支援ご鞭撻をお願いし、加えてご健勝、ご多幸をご祈念申し上げまして年頭のご挨拶と致します。


花巻商工会議所 副会頭 佐々木四郎

 新年お目出とうございます。
 私は何時も年頭のご挨拶で、期待を込めて景気の回復につながる予測をご紹介して参りましたが、私の期待が実現しない年が続いてしまいました。
 多くの経済評論家が予測できない事態が起きていることだと思います。
 また、構造改革など日本の政策を世界の市場が評価していないということだとも思います。
 今年はイラク問題、北朝鮮問題など緊張の高まることが間近にひかえています。世界の潮流を見失うことなく、淡々と事業に専念し、景気の回復を待ちたいと思います。

花巻商工会議所 副会頭 高橋 豊

脚下照顧、足もとをよく見つめましょう。足もとを掘れば、必ず宝が見つかります。継続は力なりと申しますが、わかっていながら中々行動しない人がおります。行動しても、三日坊主に終わる人もおります。そこに人間の弱さがあると思います。意志の力、克己心が重要です。敵が強いのではなく、自分が弱いということになります。経営者は、自分の弱さと闘わなければなりません。昨年も申し上げましたが、勇気と一生懸命さのあるところには感動が生まれ、口コミで拡がります。『右手にロマン、左手にソロバン(パソコン)、背中にガマン』です。
 皆様のご多幸とご健勝をお祈り申し上げます。


2003年こんな年にしたい
花巻商工会議所部会長、委員長、青年部会長、
女性会会長のみなさまから新年の抱負をお伺いしました。

商業部会長 奥山 隆

会員の皆様におかれましては、新たな決意で
2003年を迎えられたことと思います。
 昨年、我が花巻地域では五大プロジェクトの中、釜石横断道の東和IC迄の開通、花巻バイパスの暫定開通、そして流通団地の完成等明るい話題がありました。しかしながら、小泉内閣が発足して2年になろうとしてますが経済情勢はますます厳しくなっております。デフレ圧力は依然と強く、経済成長に大きな翳を落とした状態で推移しております。時にも我々商業を取り巻く環境は日に日に厳しくなっており、しかもこういった状態が当分の間続くと思われます。
今こそ、部会活動を活発にし、情報交換を密にして、この難問を皆様とともに乗り切っていこうではありませんか。本年も一層のご協力をよろしくお願い致します。

工業部会長 藤沼弘文

新年明けましておめでとうございます。
 本年も皆様の更なる発展とご多幸をお祈り申し上げます。
 昨年は北朝鮮の拉致事件を始め、今までの日本の不甲斐なさが目立った年でありました。
 今年は日本人の気概、商売の気概を忘れない年にしたいものです。
 昨年良い本を見つけました。畠奈津子さんという漫画家が書いた拉致被害者の漫画です。彼女は拉致事件が報道される2年も前から詳細な調査をして全て実名で書いていたというから本当に驚きです。
 もう一人は浅見帆帆子さんという方が書いた、『あなたは絶対、運がいい』というこれまた人の生き方を書いた素晴らしい本です。びっくりするのは共に24歳のうら若き女性です。
 日本にも花巻にも感性の鋭い若い人達が育っています。
 今年は若い新しい感性に期待し、私達はその感性
を育て厳しい年を大いに頑張りましょう。

観光交通部会長 松澤勇治

 謹んで新春をお慶び申し上げます。
 現在の日本経済は長期デフレが続き着地点が見つけられない困難な状況です。 
 しかし、本市においては東北横断道の一部開通や銀河なめとこライン開通、空港の拡張等明るい展望が進んでおります。
 これは本市が持つ歴史・文化・自然による素晴らしい風土があってのことです。こられ多くの資源・環境を大切にし、集客に努力する所存ですので皆様のご支援をお願い申し上げます。

厚生部会長 高橋 章

 平成15年の新春にあたり謹んでお慶びを申し上げます。昨年を振り返りますと世界的にも国内的にもいろんな問題のあった年でありました。
 但し、地元では八戸に新幹線が開通し、当花巻では東バイパスが283号線に繋がり、高速道も花巻空港インターや東和インターの開業によって、花巻流通業務団地が大きく開発されることを期待するところであります。
 当厚生部会は、今年も活発に行動して未来の明るい街づくりに邁進する所存でありますので、宜しくお願い申し上げます。

一般部会長・地域特定課題特別委員会 委員長 伊藤栄一

 新年明けましておめでとうございます。昨年は、一般部会の皆様を始め会員の皆様には大変お世話になりまして厚くお礼申し上げます。昨年は日本経済は不況でありまして、会員の皆様も大変な年であったと思います。また、北朝鮮の日本人拉致問題、核燃料問題、イラク問題等を考えると世界戦争になるのではとの心配もありますが、今年は羊年であり、おとなしい羊の様に経済もよくなり、世界が平和である年であることを皆々様と共にお祈りしまして新年の挨拶とします。

金融部会長 沖  博

 謹んで新春のお慶びを申し上げます。
 毎年年頭には、今年こそ景気の良い年であって欲しいと願う。しかし長引く景気の低迷により企業の厳しい経営環境が続いている。
 当部会としては、早期景気回復を願うとともに、今年も金融面での支援、経営指導等を通じ、地域の金融機関としての使命を果たし、地元企業の発展と、豊かな地域社会づくりに心新たに全力を注いで行きたいと考えております。

卸売部会長 小田島 實

二十世紀の人類は、その利便性だけを追及して文明病に羅り、フロンを飛ばしダイオキシンを散乱して、空気・水・地球環境を汚染してしまいました。新世紀は、新たな共生主義の構築に入るでしょう。
会議諸活動もハード面にのみ目を遣らず、ソフト面(具体策、具現)を重視して、常議員会も四半世紀に一度開催、5時間位かけて大いに議論を戦わす場とすべきです。頻繁に細切れ的に諸事お知らせ的会議は会議所とは云えません。

総務企業委員会 委員長 伊藤雄公

新年明けましておめでとうございます。
日本経済が、デフレ不況の中で新年を迎えて今年の先行きを心配しております。
日本全体の景気はどうでも、自分自身が頑張ることが一番だと信じて今年一年を過ごしたいと思います。
一つ気になることは広域合併についてであります。合併特例法の適用が平成16年度内ですので、この適用を受けることが出来れば好ましいので、民間経済人の四市町の懇談会等で意見交換が出来ればと思っております。

地域開発委員会 委員長 藤井 享

 会員、職員の皆様明けましておめでとうございます。
 昨年は太田油脂悪臭問題、横断道の開通、東北新幹線八戸開業など多くの話題がありました。
 さて、今年の最大の関心事は市町村合併でしょうか? いやいやそっちの世は景気でしょ!! と頭の上でどなたかがつぶやいております。小泉改革も超スローペースで、景気回復に向けた強力な施策も無く、値上げの声だけが聞こえてきます。踏ん張りどころの一年になりそうですが、皆様と共に知恵を出し合って明るい未来につなげたいと思いますので宜しくお願い致します。

観光国際情報委員会 委員長 佐々木英樹

 明けましておめでとうございます。
本年も昨年同様に観光国際情報委員会では、花巻市内の地域経済活性化を第一の活動方針と致します。
 高速道路、空港建設、空港南団地等、他市町村にない大型の公共投資に恵まれているのに、市内の経済に潤いが現れないなど、苛立ちさえ感じる実態であります。十分な情報提供と議論を進めるテーマは本年も数多くあります。
 委員の皆様とともに街づくりを考える姿勢を分かりやすく推進したいと思います。

花巻空港関係委員会 委員長 高橋溥芳

新年おめでとうございます。昨年は福岡便の維持を委員会の重点活動としましたが路線継続が決定し安堵しています。今後は特に会議所による福岡便の有効活用の働きかけが重要と思います。花巻、北上地域は東北地方有数の工業地帯ですが新幹線の北への延伸により首都圏とのアクセスは八戸市より時間がかかることになりました。今年は釜石、宮古にも働きかけコミューター航空の導入による地域活性化を研究したいと考えています。会員各位の積極的な活動参画をお願いします。

青年部 会長 佐藤忠明

明けましておめでとうございます。2003年の新春にあたり、今年こそ素晴らしい1年であります様に願わずにはいられません。
 地球規模の温暖化現象、アメリカを発信地とした世界同時株安など、対岸の火事であった筈の喫緊の課題が、我々の生活に直接影響を及ぼす時代であります。この世相こそ、自己責任の原則が突きつけられている様な気がいたします。
 政治の貧困、景気の低迷、延いては庶民生活の苦境、というネガティブな意識ではいけないのです。政治が頼りにならないのなら、自ら生活を切り開くのだという気概を各人が持つことで、日本経済の再興が図れるかもしれません。かつてアメリカ大統領ケネディ‐の言葉、「国がなにをしてくれるのではなく、我々国民が国に対して何ができるか」と。この逆転の発想が、もしかして今年の景気を左右するかもしれません。皆様の御健勝を祈念し、年頭の御挨拶といたします。

女性会 会長 小瀬川陽子

 新年おめでとうございます。会員の皆様お健やかに新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。以前にも増して経済社会情勢も不透明ですが、私達は花巻商工人の誇りを持って、知恵を出し汗を出して共に進みたいものと思います。
 今年の干支は「未」。未は従順で忍耐強い動物とされております。正に未のように従順と忍耐の精神を大切に心がけます。
 さて、我が女性会は先輩諸氏のお陰で今年は創立20周年を迎えます。今までご指導頂きましたことを糧に、新たな1ページを会員一同で築いて参りたいと存じております。  
 これまで以上に親会、青年部、ご関係の皆様のご指導ご鞭撻を心よりお願い申し上げます。
 ここ、会員企業皆様のご繁栄とご多幸をお祈り申し上げます。


平成15年度税制改正に関するお礼

 平成15年度税制改正につきましては、商工会議所はじめ経済界を挙げて断固反対しておりました、法人事業税への外形標準課税が大企業を対象として導入されましたことは、きわめて遺憾でありますが、資本金1億円以下の中小企業が対象から除外されることになりましたのは、われわれの粘り強い反対運動の成果であり、会員事業所の皆様のご尽力の賜と厚くお礼申しあげます。
 われわれが、デフレを克服し経済を活性化させるために強く要望しておりました研究開発や設備投資に関する減税、相続税および贈与税の最高税率の引き下げや贈与税の非課税枠の拡大、相続時精算課税制の導入、不動産の登録免許税や不動産取得税の税率引き下げ、株式譲渡益・配当課税の税率の引き下げなどが行なわれることとなりました。
 さらに、中小企業に対しましては、研究開発減税の上乗せや設備投資における即時償却、留保金課税の停止(3年間)、交際費課税の軽減が盛り込まれるなど、商工会議所の要望事項の多くが実現することとなりました。ただ、消費税の見直しや固定資産税の引き下げについて、われわれの要望が受け入れられなかったことは残念であります。
 しかし、税制改正に向けて大きな成果を得ることができましたのは、商工会議所会員の皆様が一丸となって、何度も強力に働きかけをしていただいたことの賜であり、衷心より厚くお礼申し上げます。本当にありがとうございました。